専門メーカーだからこそできること、
やるべきことを極めたい

無から有をつくりだし、
安心を求めるお客様に「本物」を提供します。

パラキャップ社は、免震構造にも対応する世界で唯一のエキスパンションジョイント専門メーカーです。
世界最多の独自技術で、お客様のためにどこよりも親切で壊れない製品づくりを目指しています。

日本独自の安全志向への挑戦

エキスパンションジョイントは、いまでこそ注目を集めるようになりましたが、1970年代に欧米から広がったエキスパンションジョイントの思想は、現在とは全く異なるものでした。基本的には、温度差によるコンクリートの膨張を想定しただけで、地震や台風を考慮しない単なる目地カバーと言えるものでした。

多くの日本メーカーもほとんどが欧米型の思想でしたが、私達は当初から日本の厳しい自然環境でも壊れない製品づくりをめざしました。その第一歩として、1977年に世界で初めて三次元に可動するエキスパンションジョイントの開発に成功しました。これらはパラEX-Uシリーズとして、今でもロングセラー商品としてお客様にお選びいただいています。

※世界を先取りした当時の「3次元可動製品」群

自然災害を教訓に「非破壊」をめざす

ご存知の通り、日本ではその後も多くの地震や台風が発生しました。特に1978年の宮城沖地震の被害は大きく、これがきっかけとなり1981年に新耐震基準が制定されました。それでも多くのメーカーは、設計クリアランスを大きく下回る可動量で充分と考えていました。また、「地震の動きを吸収するのだから、壊れてしまうのは仕方がない」という思想も、この頃から語られるようになりました。

私たちは、そのような考え方に強い危機感を覚え、1989年に「日本非破壊エキスパンションジョイント工業会」を自ら立ちあげました。確かにエキスパンションジョイントは、異なる動きの建物を繋ぐため壊れやすい要素があります。しかし、私たちはそれを言い訳にせず「どうすれば、新たな自然災害でも壊れない製品ができるのだろうか?」と問い続けました。その一つの答えとして実物耐震試験設備をつくり、可動検証された製品だけをご提供する流れをつくりだしました。

※当時の実物可動試験施設と「非破壊エキスパンションジョイント工業会」の挨拶文

専門メーカーとしてお客様と共創する

その後、私たちは大きな転換を迫られることになりました。1995年の阪神淡路大震災によって、免震建築の必要性が急激に高まったのです。免震建築にはエキスパンションジョイントは必要不可欠となり、より大きく、より安全に可動することが強く求められるようになりました。
私たちは、その品質によって人の命を奪いかねない責任を深く受け止めました。そして1996年、ついにエキスパンションジョイントの専門メーカーにシフトすることを決意しました。世界最高の安全品質を極めるために、社内の経営資源(人財、設備、資金、時間、情報)を、すべてエキスパンションジョイントだけに注ぐことを決めたのです。

その結果、エキスパンションジョイントに関するお客様の相談事が、どこよりも早く、どこよりも多く当社に集まる流れになりました。私たちは、お客様とともにそれらを一つひとつ解決することで、460件以上の特許技術に結びつけることができました。そして、その特許技術によって、新たなお客様の問題も解決できるグッドサイクルが生まれました。
2000年からは、お客様にも実物試験をご確認いただける施設を充実させ、ご安心・ご満足いただいた上で納入しています。

私たちの「ものづくり」の原点

「もし自分がその建物に住んでも納得できるか?」
創業以来、私たちは自らが納得できるまで妥協せず、建主様・ユーザー様が、どこよりも安心して長くつかえる製品をつくりだすことを目指してきました。2010年に、その思いを「原点六ヵ条」として改めて言語化し、全社員がその使命を忘れないように心がけています。2011年の東日本大震災では多くの損傷事例が報告されていますが、当社製品が大きな被害を出すことなく乗り越えられたのは、このこだわりがあったからだと自負しています。

2013年には防災科学技術研究所のEディフェンスにて実施された公開試験にも参画し、3.11の1.4倍の地震波をかける試験でも、当社製品が損傷しないことが確認できました。(試験動画を下段に掲載)

私たちは40年以上にわたり、多くのお客様とエキスパンションジョイントを通して関わり合うことができました。大変ありがたいことに今では「本物を求めるお客様」から、これまで以上に信頼を寄せていただくことが増えて参りました。

今までの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、これからも熱い思いと安全へのこだわりでお客様の期待と信頼にお応えして参ります。

Eディフェンス耐久試験動画

※試験動画の主要部分(約60秒)をリピート再生しています。

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